ムーアキシタクチバ#1
Hypocala deflorata (Fabricius, 1794)
ヤガ科 エグリバ亜科 キシタクチバ族
東京都東大和市にて。
南方種。
本州中部以北では極めて散発的な記録しかなく、偶産の域を出ないようだ。
ムーアとは19世紀〜20世紀初頭の鱗翅類学者・Frederic Mooreのこと。
日本産の蛾で記載者がMooreである種は数多い。
和名は日本産を含む旧原名亜種のシノニム H.deflorata moorei, Butlerから。
成虫出現月:5〜10
幼虫食餌植物:カキ、マメガキ
9.29撮影。
G2231-1
アルバム: 蛾・ヤガ科05・ツマキリヨトウ・エグリバ亜科
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コメント (2)
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紫がかった前翅が良いですね。
後翅が黄色くエグリバらしくないですが、尖った顔はエグリバそのものですね。2015年10月2日 17:21 独り蛾 (4)
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独り蛾さん
本種は前翅の色の個体変異が多く、紫がかっておらずもっと地味な個体もいるようですね。
実物を見るのは初めてで、黄色い後翅は見えず、遠目の印象は変わった模様のホウジャク?でした。直後に灯火の回りを飛んでいた他の蛾に体当たりされて飛び、黄色い後翅が見えたので、お、これってもしかして...と思い、必死に網を振り回して捕獲してみたらこれでした。よく見るとホウジャク以上に尖った顔で、正にエグリバ顔ですね。
一応記録は青森まであるようで、運がよければいつか出会えるだろうと思っていましたが、直近のポイントでとは想像もしていませんでした。カキ類がホストのようなので、独り蛾さんのお近くにも現れるかもしれませんね。2015年10月2日 22:44 monroe (30)
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