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シロフフユエダシャク#65

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写真: シロフフユエダシャク#65

写真: シロフフユエダシャク#64 写真: シロフフユエダシャク#66

Agriopis dira (Butler, 1878)
シャクガ科 エダシャク亜科 ビストン族


(左下)東京都東大和市 2022.2.8 体長約9mm
(右上)東京都東大和市 2022.2.9 体長約9.1mm

林縁の柵にいた♀2頭。
色彩は黒っぽいものから白っぽいものまで変異があり、
稀に退化した小さな翅が橙褐色の個体も出る。

左下の個体の背部に緑色の部分が見えるが、
これは腹節を繋ぐ薄い皮膜から、
内部にぎっしり詰まった緑色の卵が透けて見えているため。
この皮膜は悪くすると破れてしまうようで、
卵がはみ出た状態で交尾している♀を見たことがある。

狭山丘陵では早い年で12月下旬に姿を現すが、
今季は寒さが緩む日がほぼなく、羽化がかなり抑制されているようだ。
個体数は多く、例年1月下旬〜2月上旬のピーク時には、
灯火には多くの♂が飛来、乱舞し、林縁や林中のそこかしこで
多数の交尾ペアが見られるが、今季は♂も含めて未だ多くなく、
交尾ペアはまだ1組しか確認出来ていない。

分布:北海道、本州、四国、九州、対馬、
   朝鮮半島、台湾、中国
成虫出現月:1〜3
寄主植物:ブナ、クリ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、
     アベマキ

皮膜の破れた♀(交尾ペア)
http://photozou.jp/photo/show/1433095/233029945
翅が橙褐色の♀(交尾ペア)
http://photozou.jp/photo/show/1433095/232271302
頭部と触角が♂で体が♀の雌雄嵌合体
http://photozou.jp/photo/show/1433095/264459483

G0660-65

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