ブドウスズメ#6
Acosmeryx castanea Rothschild & Jordan, 1903
スズメガ科 ホウジャク亜科 ホウジャク族
♂
東京都東大和市産 2023.9.8 前翅長約37mm
#5の4齢幼虫が8.19に5齢になり、8.23に前蛹、8.25に蛹化、
9.8未明に羽化。
4齢幼虫と蛹は同一個体。蛹は半分隠れた黒い複眼が目立つ。
この幼虫がいた林縁の柵のヤブガラシの大群落は、本種やコスズメ、
セスジスズメの幼虫を多く観察出来る好ポイントだったが、
この幼虫確保の直後、雑草扱いの宿命でごっそり刈り取られてしまい、
その際犠牲になった幼虫も多かったはずである。
だがこの植物の異様に旺盛な繁茂力で、寒くなる前にある程度回復し、
今年最後の世代の成虫が再び産卵しに飛来すると思われる。
各種農作物や、邪魔とされる雑草を古来から寄主植物として来た昆虫たちは、
遅れてやって来た人間の勝手な都合に常に翻弄されつつも、
逞しく命を繋いでいるのだ。
分布:北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島、
トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄本島、
台湾、中国
成虫出現月:6〜9
寄主植物:ヤブガラシ、ブドウ、ノブドウ、エビヅル、ツタ
#5(画像の5齢幼虫は別個体。本種の幼虫の色彩は安定している。)
https://photozou.jp/photo/show/1433095/271286496
G0856-6
アルバム: 蛾・スズメガ科
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