柳の実 ではなくシダレヤナギハオオコブフシ(2)
- 501
コブハバチの1種によって、主脈に接して葉柄に近い部分に形成される球形ないし楕円体の虫えいで、葉の片側が表裏ともに大きく膨れる。長径13〜16mm、短径9〜11mm、高さ10〜14mm、表面は滑らかで緑色ないし黄緑色、虫えいが成熟する秋には、紅色または赤褐色を帯びる。葉表の一部および葉裏に、白斑や茶褐色の小突起がみられる。内部は中空で1個の広い幼虫室があり、1匹の薄い緑色をおびた類白色の幼虫が入っている。幼虫室の壁は厚く約2mm。通常1枚の葉に1個の虫えいができる。
年1世代、成虫は4月〜5月に羽化し、若葉の葉柄近くの葉肉に産卵する。孵化した幼虫は、幼虫室の内壁を食べて成育、秋に落葉してから小さな孔を開けて脱出し、地中にもぐって繭を紡ぐ。前蛹で越冬して、翌春の羽化直前に蛹化する。
[関連寄主植物] シダレヤナギ
[虫えい異名] ヤナギハフクレタマフシ
以上、「ヤナギ科−北海道の虫えい(虫こぶ)http://www.galls.43n.net/08-yanagi/941-shidare/index.html」より引用転記。
偐万葉田舎家持歌集2017年7月16日記事「銀輪虫散歩・柳の実の虫」に掲載。
アルバム: 004虫
タグ: シダレヤナギハオオコブフシ ヤナギ
お気に入り (0)
まだお気に入りに追加している人はいません。
コメント (0)
まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。