フタホシドクガ#2
Nygmia staudingeri (Leech, [1889])
ドクガ科
♂
福島県河沼郡柳津町 2021.9.26 前翅長約18.2mm
有毒ドクガでは大型。
生態が不明で神出鬼没感のある蛾だったが、
幼虫がヤドリギにつくことが2019年に解明、発表された。
ヤドリギは種々の樹木に寄生し、
多く見つかる場所には生息している可能性が高い。
触れるとかぶれる毒針毛を持つ幼虫に接する機会は少ないと思われるが、
ヤドリギに寄生された樹木の下では注意が必要かもしれない。
ライトトラップに飛来。標高約700m。
分布:北海道、本州、四国、九州、
台湾
成虫出現月:7〜8、9〜10
幼虫食餌植物:ヤドリギ
G1968-2
アルバム: 蛾・ヒトリガ・ヒトリモドキガ・ドクガ科
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コメント (2)
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ドクガですか?初見です。
2021年9月30日 18:46 さといも (1)
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さといもさん
コメントありがとうございます。
日本には未確認種を含めて7000種以上のガが生息していると言われていますが、
成虫で毒を持つのはわずか10種ほどです。いずれもあまり大きくなく、
黄色だったり真っ白だったりの目立つ「警戒色」をしています。
成虫には幼虫時代の毒針毛(肉眼では見えないほどの微小な毛で、鱗粉とは違います)が
脱皮しても腹部付近に付着しており、不用意に手で触ったり、
飛んでいる成虫が間違って衣服の中に入ったりすると毒針毛が刺さってかぶれますが、
ハチなどと違って攻撃性は一切ありません。灯下や木などにとまっているのを見つけても、
触れなければじっとしたままなので心配ありません。
このフタホシドクガは主に山地でたまに見かける程度で、出会う機会は少ないと思います。2021年10月1日 00:07 monroe (30)
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